公益社団法人射水青年会議所１０月度研修事業 青山学院大学陸上競技部監督 原 晋 氏 講演会「決断力～その先にあるもの～」

１０月２４日（月）に開催しました。公益社団法人射水青年会議所１０月度研修事業 青山学院大学陸上競技部監督 原 晋 氏 講演会「決断力～その先にあるもの～」に多くの皆さまにご来場いただきまして誠にありがとうございました。

また会場にて実施致しました、来場者アンケートにも多数のご回答を頂きまして重ねて御礼申し上げます。

アンケート項目６「講師の原監督への質問」について非常にお忙しい中、講師の原晋監督よりご回答をいただきましたので、こちらに掲載させていただきます。

※なお、こちらの項目には非常に多くのご質問をいただきましたので、担当委員会にて選定をさせていただきました。ご了承ください。

質問①

これらのノウハウは監督時代に一から培われたものなのでしょうか？それとも、サラリーマン時代においての会見が役立ったのでしょうか。

原監督からの回答①

大多数はサラリーマン時代のノウハウです。マネージメント手法をスポーツにいち早く取り組んだ指導者だと自負しています。

質問②

本日は貴重なご講演をありがとうございました。 年々人が入れ替わる中で、環境が出来てきているとはいえ監督が長く熱意を持たれ続けてこその今の青学チームありと感じました。長く自走し続けるために、ご自身で大切にされていること、新入部員に特に声掛けされていることをお聞きできるとありかたいてす。

原監督からの回答②

ランニングが好きになること。追い込みすぎない事。明日に向けてほんの少しの余裕度をつくっています。 四年間はすぐ時間はすぎる。後悔しない取り組みをしよう。

質問③

子供に今やるべきことやトレーニングや勉強をする上でアドバイスや情報を伝える時に、自分で気づいて欲しいと思っている。でも、まだまだ自分で気づくことができない、それはきっとまだ本人が未熟であったり、やりたいという思いがからまわりをしたりどうして良いかわからなかったりするのだと思う。今日のお話でのステージ1から2の始めかなと思われるが、注意をしたり教える中でつい厳しく言ってしまうこともある。子供にあなたが好き、あなたのことは認めているとも伝えるようにはしていますが、子供の自信や肯定感を奪わないかどこかで心配しながら話してきます。原監督はそのようなことはなかったですか。もしくはどのように対処されていますか。

原監督からの回答③

答えはない。ただ今言えるのはリーダーには我慢が必要。

質問④

高１女子です。中長距離で頑張っていますが、夏のオーバーワークにより体調不良中です。常にベストパフォーマンスをしていくために大切なことは何ですか？

原監督からの回答④

バランスの良い食事、睡眠、能力の半歩先の強化練習。その繰り返しです。

質問⑤

陸上部を任された時、3年で結果を出さなければならない。と提示され、途中で諦めかけた事はなかったですか？また諦めかけた時、どのように軌道修正(モチベーションを保つ)しましたか？

学生スポーツには様々な結果指標があります。それら全てが無駄ではない。各事項を管理者に的確にお伝えし理解してもらえるようにするのも監督の仕事だし能力だと思います。簡単にあきらめない強い気持ち。

質問⑥

アスリートが野球、サッカーのように職業として競技を継続するために社会ができることとはなんだと思われますか？世界を目指すトップアスリートには経済的なことは重要だと思いますが日本では社会人になるタイミングで引退する選手が多い現状です、ご意見いただければ幸いです

原監督からの回答⑥

アマチュアにはそれぞれの領域があります。トップアスリートはよりプロ意識を持つ事が必要。

質問⑦

落ち込むことがなさそうな原監督に見えますが、落ち込むことはありますか？また、立ち直るために何かしていること（心掛けていること）はありますか？

原監督からの回答⑦

リーダーはいつも孤独ですよ。

質問⑧

栄光を勝ち取った選手も数多くおられる中、優勝できなかったり、メンバーになれなかったりした選手もいらっしゃると思います。 自走、自律のチームづくりにより、勝つこと、メンバーには入ることはできなかったけれど、「まさに青学の理念を達成した！」と思われる選手や卒業生のエピソードも教えてください。または、そのような内容が紹介されている書籍、番組等があればご紹介ください。

原監督からの回答⑧

様々なこれまでのTV番組から感じて下さい。また、11月24日にはマガジンハウスから『「挫折」というチカラ　人は折れたら折れただけ強くなる』が出版されます。多くの教え子のコメントから感じ取って下さい。

質問⑨

高校生の娘の希望で講演会に参加しました。高校駅伝の全国大会出場を目指して、夏休みに入ると朝と夕方の2部練習に励み、お盆は山間部で合宿。３日間約100キロほど走り込みました。その後から疲れが取れないと言い始め、合宿後だから仕方ないよと言っていましたが、日常生活にも支障をきたすようになりました。しばらく休養期間をとりましたが、2か月経っても症状がかわりません。このようなケースはありますか？今、どうしたらいいのか分からなくなっています。アドバイスをお願いします。

原監督からの回答⑨

しっかり顧問の先生と向き合って下さい。

質問⑩

ビジネスでもスポーツでも、成功に向けて無理をしがちです。 その無理によって、自身の体を傷めたり、家族など人間関係がダメになることがあっても、成功や勝利に向かって無理をしたり、周りもそれを期待・強要したり。 こうしたビジネス界、スポーツ界の現状に対する原監督のお考えや、選手にどのような指導をされているかをお伺いできますか？

原監督からの回答⑩

全てはリーダーの考え次第。私がスポーツ庁長官になれば改革します。笑笑