理事長ブログ 鼎談×委員長(須藤和紀・加門久征)

思い出に残った事業

越後 まずは1年間お疲れさまでした。1年間振り返ってみて、思い出に残っていることは何ですか?

須藤 やはりCBA2018ですね。今年は猛暑で一度事業が中止になったため、再度構築することになりました。自分が作り上げたものが一度なくなって再度作るっているのはなかなかない経験ですので、非常に勉強になりました。

日程を変えて開催した射水青年会議所伝統の青少年育成事業「CBA」

越後 気持ちを立て直すためには何が必要でしたか?

須藤 中止になった期間は身体をあけていたので、事業ができないならせめてボランティアで社会貢献しようということで皆で豪雨災害のあった広島に行きました。その移動中に、委員会メンバーで今後どうするかという話をしていたんですが、副理事長と副委員長から「やるかやらないか」を確認されて、「やります」と言って腹をくくりましたね。正直心が折れかけていたんですけど、そこから気持ちを立て直しました。やはり最後まで味方でいてくれる委員会メンバーがいたってところがよかったなと思います。

越後 周りが背中を押してくれたみたいな感じですね。あとは参加予定だった子どもからも「楽しみにしてた」とか「やってほしかった」という声もあったんでしたよね?

須藤 そうですね。中止になったことを親御さんや児童のみなさんに報告しに行ったり、中止の電話をかけたときに親御さんから手紙をいただいたりもしました。中止の理由が私たちのせいではないというところも親御さんに理解していただきましたし、本当に事業があったら参加したかったなという声も非常に多かったので、その声にも背中を押していただきました。

広島でのボランティアをする中で、町に対する思いも込み上げてきました

越後 加門委員長が思い出に残ってる事業は何ですか?

加門 事業は一つひとつが思い出に残ってますね。どれも一生懸命動き回りましたし、市民の方、特に高校生が中心だったんですけど、反響をいただいたので、一つひとつ、しっかりと記憶に残っています。

越後 久しぶりに高校生を対象とした事業でしたが、苦労した点、つらかった点はどういうところにありますか?

加門 青年会議所の年度は1月1日から12月31日ですが、高校には高校の年間スケジュールが既に決まっているので、そのスケジュール調整をしながら事業を構築するというのがむずかしかったですね。

若者の郷土愛を醸成し、定住・Uターンを推進しました

越後 僕らの単年度制というのと、高校との年度のズレというのかむずかしいところ?

加門 そうですね。私たちの会議の流れで相談したいときには高校は予定が固まっているところもあって、そういった情報も知らないなかでの手探りでした。相手からしたら突然で迷惑な申し出もあったかと、反省することもありますね。

越後 先日、一緒にインスタ映えコンテストの表彰に行ったときに、校長先生から「またぜひ来年もやって欲しい」と言っていただきましたが、どういうふうに思われました?

いみず高校生インスタ映えコンテストの最優秀作品

加門 やっぱり青年会議所の立場とか組織の在り方というものがあるので、板挟みだったりします。単独で動いているんだったら「はいやります!」と言いたいところではあるんですけど、そこは単年度で取り組むことのむずかしさですね。私たちは1年間でやりきらないといけないので、同じことを毎年JCでやり続けるのは会としての目標ではないわけです。ただ高校からそのように思っていただけたことは非常に光栄なことで、要請いただければいろんなかたちで協力できることは協力していきたいなと思います。

越後 今年はいみずバイブルも含めて、本当に高校生と事業ができて面白かったなと思います。

新湊高校での出前授業

つらいこと、それを乗り越えるための心向き

越後 逆に一年間でつらかったことはありますか?

須藤 いろいろつらかったことはありますけど(笑)それは僕が一人で抱えてしまったことが非常に多かったというのがまず1つ。組織を構築して、人をうまく動かすことができなかったので、何かをやるのに人一倍時間がかかりました。もう1つは最初の事業には参加予定だったけれども、2回目に作り上げた事業に対しては日程の都合で参加できない子どもが何人かいたので、2回目のときに参加児童が少なくなってしまったことが残念に思っています。

会議でもいろんな苦労・苦悩がありました・・

越後 3月の例会はどうでしたか?

須藤 例会のときはまず講師の方をどういうふうに選定していくかで悩みました。年当初の基本方針に合わせた講師を選定したつもりなんですけど、会議を経ていくなかでこの講師は違うということになって、審議段階で講師の方を変更することになりました。そこで、急遽、講師を探さなければならないというのが大変でした。

越後 動員面でも苦労しましたね。

須藤 チラシ・ポスターを配ったり、いろいろやってみたんですけど、結果としては、そういった動員よりも人づてに来てくれる方のほうが多かったです。なので、人をうまく集客することのむずかしさを感じました。

石田先生の講演は非常に興味深く、とても勉強になりました

越後 動員という意味では加門委員長も苦労しましたね。

加門 動員は苦労ばかりです(笑)つらかったことはさっきの須藤委員長と同様、会のなかでの愛ある厳しい意見で、やっぱり悩んだり、議案の構築のなかで壁にぶち当たったりしますけど、やっぱり須藤委員長と私の共通点は市民のみなさまと直に接せられるところなんですよね。だから「この人のために」とか、地域の方々がよろこんでくれる声を受けられる立場なので、そういったところがモチベーションにつながりました。

越後 会議では厳しい意見も多いけど、理事の皆さんは委員長に失敗させないようにと思って、自分の経験を踏まえて意見をしていますので、ありがたく受け止める必要があると思います。会議のときは「なんでこんなことまで言われなければならないのか」とか思うこともあるかもしれませんが、真摯に受け止めた結果、良い事業が構築できたので、よかったなと思います。

5月例会の丸山達平先生と。現在も新進気鋭の若手彫刻家として大活躍されておられます。

成長の実感

越後 1年間をやってみて成長したなと感じる瞬間はありますか?

須藤 物事に対してまず言い訳から入るというのがもともとの自分の体質というか性格だったんですけど、JCのなかで必要なことは「やるか、やらないか」であって、言い訳は通用しません。それは実際に委員長をやってみてよくわかりました。できない理由とかやらない理由は必要なくて、やるためにどうするかを考える癖づけをされたのは、委員長をやってよかったことだと思います。

越後 たしかにやらない言い訳をしたって、やることが後回しになってつらくなるだけ。やるべきことは早くやると、ある意味当たり前だけど、大事なことに気づいたわけですね。

加門 私のほうは計画と実行ですね。計画にしても、いわゆる目先の仕事で、いついつまでに何々してというのはもちろんなんですけど、何のためにこれをやるのか、どういうふうに世の中にいいことがあるのかっていう背景まで考える、一歩を踏み込むことは癖としてつきましたね。あとは広報担当委員長でもあるので、新聞社さんとかケーブルテレビさんとかよく接する機会をいただいたんですけど、最初、テレビの収録で5回くらいNGを出していました(笑)。ただ、一番直近の撮影ではNGは1回までで減らすことができたので、人前で話す、テレビの前で話すという点でいい経験を積ませていただきました。

越後 場慣れというか、場数を踏んで肝がすわったというか、度胸がついたというか。富山ブロック協議会の事業報告会のアワードのプレゼンも堂々としていましたしね。

仕事に還元してこそのJC活動

越後 今年の委員長としての経験をどう仕事に活かしていけると思いますか?

須藤 1つは今回自分がやってみて一番苦手だったところが、組織をどういうふうに動かすかというところでした。自分に委員会というものを与えていただいて、自分が頭をはって、どうやって人を動かすかということを勉強させてもらったなと思います。これは会社でも同じことで、自分がどういうふうにして組織を動かしていくのかっていうことは、経験としてはすごいよかったなと感じます。僕はまだ会社の代表者ではないですが、いずれは人を動かすという力は絶対に必要になると思うので、今回は人を動かすことを経験できたのはよかったと思います。

越後 どうすれば人が動いてくれると思いました?

須藤 僕は、やることを明確にするというのがたぶん一番いいんじゃないかなと思いましたね。やはり自分が目指す先が見えていないと、当然他の人も動かない。自分がこういうところを目指すんだというところをはっきり伝えて、しっかりと協力のお願いをするというのが大事かなと思いました。

新年祝賀会で披露した正拳突きと瓦割り。あっという間の一年でした。

越後 そうですね。自分に熱意というか芯がないと、やっぱり周りはついてこないと思います。まずは自分の熱意をしっかり伝えること。トップがブレているとメンバーも不安になるし、何していいかわからないので、そこの想いを強くするというのは大事なのかなと。加門委員長はどうですか。

加門 私の会社が大きいわけではないので、まずは自分で計画して実行していくというところから。そのうえでいろんな余地みたいなものをつくって、それからみなさんも私も学んだ「人を動かしていく」っていうのはその先にくるのかなと。

越後 JCのいろんな経験を通して、たとえば新しい事業をしてみようとか、今の既存の仕事の枠を広げてみようとか、そのような考えは持ちましたか?

加門 今の仕事は祖父の代からやっている会社なので、仕事的にはアナログ的なところが多く残ってたりします。私も広報担当をやる前は、ホームページを作ったこともなければ記事を作ったりすることもなかったので、今年経験した文章を作ったりとかインターネット関係の知識や経験は、仕事にも反映していきたいですね。

キャラもちょっと変わった気がします(笑)

越後 これまでアナログの仕事だったからこそ、伸びしろはすごくあるように感じるので、ぜひJCで活かしたネットワークや知識・経験を活かして、事業をさらに広げてもらえたら、この1年が価値あるものになると思います。須藤委員長は今年の経験を仕事に活かしていけそうですか?

須藤 うちは建設業で、たまたま委員長をやったタイミングで建設部会にも入らせてもらいました。同業種だけどちょっと違うことをやっている会社さんのお話や取り組みを聞くことは非常に刺激になります。そういうところを会社に反映していければなと思います。

委員長同士で支え合ってきました!

これからのJCライフ

越後 最後に今年1年はもうすぐ終わりますけど、須藤委員長はあと10年、加門委員長はあと6年のJCライフがあります。今後のJCでの目標はありますか。

須藤 今回、自分が委員長をやって一番苦労したのが財政のところで、来年は財政局長という仕事をいただいていますので、この「お金を見る」というところを勉強させてもらって、それをまた自分の成長につなげていきたいと思います。

越後 財政は組織の一番大事なところです。次年度の会議を見てても須藤委員長の成長を感じるので、ぜひしっかり財政面から組織や委員長を支えて、また組織を担う人物になっていってほしいなと思います。加門委員長はどうですか?

加門 委員長は本当に議案と事業に追われる毎日でした。まだ1年が終わってないので、まず委員長を1年をやりきるところ。来年は理事ということで、理事会での質問にしても、自分が踏まえてきた経験を活かして、よりよい事業構築のサポートをできればなと思いますね。

越後 次年度委員長も去年の自分たちと同じように悩んでいると思います。今年経験してきたものをしっかりと伝えていくことも大事ですし、一方で会議では壁になってあげることも大事だと思います。時にやさしく、時に厳しく、使い分けていただいて。自己成長もしながら、後進の育成にも力を入れて、組織全体として底上げしていってほしいなと思います。お二人の今後の活躍に期待しています。

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