対談 ×中村次年度理事長

中村長治―理事長を志す

越後 今日はありがとうございますまずは自己紹介をお願いいたします。

中村 はい。私は射水市大島にある株式会社中村燃料商店という会社の取締役事業部長を務めており、当社は創業が1903年ですので、今年で115年目を迎えます。この歴史と伝統のある会社を今後も継続・発展させていくためには自己成長と人脈の形成が必要であると思い、2012年に射水JCに入会しました。

射水市大島にある本社社屋

越後 私の1年後の入会になりますね。今回、勇気を持って、2019年度の理事長を受けていただいたことにまずは敬意を表したいと思います。理事長職についてはいつぐらいから意識していましたか?

中村 2016年に、LOM(注:全国に存在する個々の青年会議所のこと。ここでは射水JC)で副理事長を受けていましたが、翌年の理事長が決まらない時期がありました。結局は本郷勝士さんが受けてくれましたが、トップがなかなか決まらない組織には先がないと思い、誰もやらないなら自分がやろうという気持ちになりました。

越後 理事長職の大変さを重々分かっていたなかで、自分がやろうと決めた理由はなんですか?

中村 私は2012年に入会しましたが、当初は「いつか理事長をやろう」という気持ちはなかったです。むしろ入会当初は活動に後ろ向きな会員だったと思うんですけど、2014年にまちづくり系の委員長を受けて、いろんな例会・事業をやっていくなかで、多くの先輩やメンバーのみなさんにすごくお世話になった自分がいました。委員長を終わったあとも、いろんな役職を受けさせていただき、この青年会議所をすごく好きになって、守っていきたいなと思いました。そして、この射水青年会議所をもっといい会にしていきたいという想いもあって、理事長職を受けようと思いました。

定時総会では射水JCに対する思いを堂々と語りました

役職が人をつくる

越後 LOMへの恩返しから理事長を受けたということですが、理事長職を受けることで自分を高めたいなとか自己成長させたいという想いはありますか?

中村 もちろんそれはあります。これまでいろんな役職を受けさせてもらいましたが、役職を受けた当初にその役職をこなせる能力が十分にあったかというと、そうではありませんでした。役職を受けて1年経ったときに、役職に見合った自分に成長してきたんじゃないかと思いました。理事長を受けるにあたっても、すぐに自分自身が理事長として十分なはたらきができるかというと、たぶんそうではないと思います。この理事長職を1年間通してやることによって、今度は理事長職に見合った人間に成長できているのではないかと自分に期待しています。

越後 「役職が人をつくる」という言葉があるように、役に見合った人間になるために役を取りに行ったという面があるということですね。これまで委員長とか財政局長とか副理事長をやっていくなかで、いろんなものを得られたと思いますが、具体的にどんなものを得られたと考えていますか?

中村 それぞれの役職のときにかかわったメンバーとの絆というのもすごく大切だと思うんですけど、会を実際に動かす立場だったり、会をまとめる立場だったりとか、役職によって必要な能力ももちろん違うとは思うんです。各立場でどうやったら人に動いてもらえるか、人に動いてもらうためにはどういったことをしていかなければいけないかということが、今までの役職ではすごく勉強になったところかなというふうに思います。

射水JC愛と射水JCの魅力を語る中村次年度理事長

いちばん大変な役職とは

越後 今年は富山ブロック協議会の副会長をやっていただいていますが、これまでどの役職がいちばん大変でしたか?

中村 やっぱりLOMの委員長ですね。正直なところをいうと、先輩から委員長をやってくれと言われて、何もわからずに委員長を受けました。途中で投げ出したいなと思ったことも正直何回もあったんですけど、いろんな人に支えられて1年間を通してやったときに、委員長を受けた当初と委員長を終わった後では、物事に関する考え方とか、事業計画書の作り方とか、いろんなところで成長できたのが2014年の委員長の頃でした。

越後 委員長をやっているときは逃げ出したくなるときは誰しもあると思いますし、僕もそうでしたが、そこを乗り切る秘訣はありますか?

中村 僕が委員長をしていたときの担当副理事長の石倉先輩が、僕が思い悩んでいるときに、「お前別にJCなんて失敗してもいいんだよ」と言ってくれました。「JCで失敗したところで家庭をなくすわけでもないし、仕事をなくすわけでもない。人生に対してマイナスはないんやと。そうであれば、1年しかない委員長を、自分が思った通りに思いっきりやってみろ」と言われて、それで何か吹っ切れたということはありました。何かに熱中して物事をやるっていうのが、僕は今までの人生であまりなくて。どちらかというと浅く広くというのが多かったんですけど、JCの委員長を受けて、まちづくりのことに対して真剣に向かい合っていろいろ考えて行動したのは初めてでした。その一言のおかげで乗り切れたこともあるので、委員長を受けた方には、失敗を恐れずに、1年間、自分の思い描いたものを信じてやっていただければなと思います。

委員長時代に企画した事業「進撃のすり身2014」は大盛況でした

越後 自分で楽しんで全力でやりたいことをやればいいんじゃないかなということかな。

中村 楽しんでというものもありますが、やっぱり苦しい思いがあるからこそ、楽しい想いもあるわけで。

越後 苦労話は後で良い思い出話になるよね。あと失敗してもいいんだけど、全力でやったうえでの失敗じゃないとダメだよね。

中村 もちろん。なんでもそうなんですけど、成功する過程にはいろんな失敗があると思うんですよね。そこを途中でやめてしまうのが本当の失敗だと思うんです。そこをあきらめずに最後までやることが成功につながると思うんで、そういう意味で失敗を恐れずに最後までやってほしいなと思いますね。

本年度は富山ブロック協議会の副会長として活躍中

越後 そういう意味では、JCはたしかに失敗してもいいところだけど、JCでどんな振る舞いをしているか、どんな人間かは周りから見られています。JCでいい加減なことをしていたら、仕事もいい加減だろうと見られる可能性はあるし、嫌なことから逃げるようだと仕事も放りだすんじゃないかと見られる危険があります。「たかがJC、されどJC」だと思うので、気を抜かずにがんばってもらいたいと思います。さきほど聞いたとおり、LOM愛・JC愛が強い中村次年度ですが、いまの射水JCに足りないものは何か感じておられますか?

いまの射水JCに足りないもの

中村 青年会議所は、高い年会費を払って、家庭や仕事の時間を削って、まちづくり活動に取り組んでいます。だからこそ、自分をもっと成長させようという貪欲さというか、成長意欲がいまひとつ会員一人ひとりに足りないんじゃないかと思います。僕もたしかに委員長をやるまではわからなかったことではあるんですけど、周りから「長治よく成長したな」と言われます。だからメンバーの皆さんにも、もう少し貪欲にですね、自分を成長させたいという想いをもっともって役職を取りにいってもらったり、青年会議所活動に取り組んでもらいたいと思っています。それが自分自身の成長につながりますし、そんな一人ひとりの成長が組織の発展、ゆくゆくはこのまちの発展にもつながっていくんじゃないかと思っています。

越後 たしかに、月に1度の例会にも来ないと、高い会費を払って意味がないと思います。せっかく年間12万円を払うことでいろんな成長機会を得るチャンスをもらっているので、ぜひLOMの例会・委員会事業はもちろん、富山ブロックの活動とか全国規模の各会議にも挑戦してもらいたいと思います。そのほか、来年の方向性とかどのように考えておられますか?

ASPAC鹿児島に参加して、池田会頭をはじめ多くの方々と触れ合いました!

国際交流にも積極的な中村次年度

中村 大きな枠で言うと、もう少し青年会議所でしかできないことを突き詰めていきたいなというふうに思っております。いまの時代はさまざまな団体がいろんな活動をされています。じゃあそれらの団体とJCとの違いは、一般の市民のみなさまとの関係性なんじゃないかと思っています。射水青年会議所は統合して15年目ですが、旧新湊青年会議所からでいうと半世紀近くの活動をこの射水のまちで行なっています。これだけ長く続いている団体はそれだけ信頼度があると思っていますし、いろんなコネクションも持っていると思います。そういうものを大切にして、まちの課題に真摯に向き合って、さすが青年会議所だねと言われるような、青年会議所でなくてはできない事業に取り組んでいきたいと考えています。

越後 来年は15周年という節目の年なので、さらに射水JCを発展させていくきっかけの年になることを祈っております。がんばってください。     

 

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